タイ・プーケット島在住。タイならではの出来事や日々の体験、個人的な思い出などを書きとめています。


by phuketbreakpoint
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あきお君へ

あきお君は、4歳まで日本語は、ぜんぜん話せなかったのに、一生懸命努力して、話せるようになってくれました。
パパは、あきお君が偉い人になんか、ならなくていいから、日本語だけは、話せるようになって欲しいと思っていました。
あきお君は、それをやり遂げました。

あきお君は、小6までプーケットで暮らし、野球なんかやったことなかったのに、中学で野球部に入って、パパとキャッチボールをしてくれました。
日本人であるパパにとって、自分の息子とやるキャッチボールって、特別の意味があるんですよ。
あきお君は、それを実現してくれました。
2年生になって、試合にも出場し、初出場で二塁打も打ちました。本当にすごいことです。
この目で見れなかったのは、ちょっと残念でしたが、あきお君が、「努力して、成し遂げた」、それだけで、パパは満足でした。

去年の夏、サムイ島に行ったときのことを覚えていますか?
品川さんと再開し、3人で飲みに行って、あの夜は、本当に楽しかったです。
品川さんが帰った後、バンガローのベランダで、一緒にシーバスを飲みましたね。
パパは、あきおくんと、ああやって飲みながら、日本語で話したかったからこそ、一生懸命、あきおくんに日本語を教えていたのです。

バンコクの高校を中退し、プーケットに戻ってきた後は、定時制高校に通いながら、お店を手伝ってくれました。
一時は、荒れた生活で、
「いったい、どうなることやら・・・・」
とパパも心配でしたが、奮起して、ついに立ち直ってくれました。ここ3ヶ月間の働きっぷりは、誰の目から見ても、見事なものでしたよ。
50キロもある米俵を2つ、二階まで1人で運んでくれました。
誰よりも早くピサを作り、料理をセッティングし、仕込みも見事な手捌きでこなしていました。パパは、全部見ていましたよ。
「最近、なんか凄いねえ・・・」
パパも、ママも、お世話になった人たちや、うちによく来る常連さんも、みんな、びっくりしていました。
そんな、あきお君の姿を、厨房の小窓から見かけるたびに、
お店の裏で、あきお君と、すれ違う度に、
パパは、大いに励まされていました。
「あきお君と、一緒に闘ってる・・・」
そんな気分に、なれたからです。
自分の子と、一緒に働くって、お父さんにとっては、大きな「夢」の一つなんですよ。

パパの、「望み」や、
パパの、「願い」や、
パパの、「夢」を、
あきお君は、全部叶えてくれました。
本当にありがとう。
パパは、いつでも、誰にでも、胸を張って言えます。
「これが、あきお君です。私の息子です」

パパは、これからも、ずっと、あきお君と一緒にいます。
ずっと、ずっと、一緒です。

最後に、もう一度、
あきお君、本当にありがとう。


(喪中につき、しばらく休載します)
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by phuketbreakpoint | 2010-10-24 10:00