タイ・プーケット島在住。タイならではの出来事や日々の体験、個人的な思い出などを書きとめています。


by phuketbreakpoint
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

悪魔のBCAAでロケットスタートだ!

さあ、スタートした。
ボルト出た。
ボルト早い。
ボルト抜けた。
ボルト優勝、9.69!
世界新記録だー!!!

凄い記録です。
しかも、まだ、21歳。
目がいつも、“あっちの方向”に飛んでいて、
“大麻の吸い過ぎで頭をやられた、かなり危ない兄ちゃん”
と、いったふうにも見えますが、大勝利の前では、すべてが帳消しにされてしまいます。
もっと、競った展開で、追い風が吹いていたら、9.5秒台も、可能かもしれません。
スポーツの祭典と呼ばれるオリンピックですが、その主役は、誰がなんと言おうと、陸上男子100mの金メダリストであると、私は思います。
“誰よりも、早く走りたい”
この単純な欲求を、見事に具現化した究極のパフォーマーといえるでしょう。

今でこそ、9秒台が当たり前になっていますが、私の少年時代には、アメリカのジム・ハインズ選手が作った、9.9秒(1968年、手動計時)が、
“永遠に破られることのない大記録”
として、世界のスプリンターたちの前に、ドーンと立ちはだかっていました。
ハインズの9.9は、15年間も破られることはありませんでしたが、80年代に入るや、彼の記録が、どんどん塗り替えられていきました。
その中心にいたのが、カール・ルイス(米国)、そして、彼の独走に待ったをかけたのが、ベン・ジョンソン(ジャマイカからカナダに移住)です。

“ロケット・スタート”と異名をとった驚異的な加速力で、一気に相手を引き離す、ジョンソンの世界新記録は、結局、ドーピング違反ということで抹消されてしまいましたが、80年代に入って、9秒台で走れるランナーが、突如、続出してきた背景には、70年代に、旧ソ連や東ドイツに遅れをとっていたアメリカや、西側諸国の陸上関係者が、本格的に薬物使用(合法的なものも含めて)に踏み切ったからだと、私は見ています。
そして今、ベン・ジョンソンの幻の大記録が、簡単に破られ続けているということは、つまり・・・・。

女子では、“疑惑の人”、グリフィー・ジョイナーが、
「やっぱり」
というイメージを残したまま、急逝してしまい、その後の薬物使用に歯止めがかかったのか、今回の五輪でも、平凡なタイムに終わりました。
確固たる決意(場合によっては、死をも覚悟して)の基で、禁止薬物を使いながら、ハードなウエイトトレーニングを行わない限り、ジョイナーの、“グレーな記録”を破ることは、今後も、難しいのではないでしょうか。

私も、生涯で一度だけ、100mのタイムを測定したことがあります。高校2年の秋、体育の時間に走ったのが、唯一の経験でした。
100mという距離は、走ったことのある人なら、わかると思いますが、スタートラインに立っただけで、
「・・・・あんなに、遠くまで、走るの?」
テレビの画面から受ける印象とは、まるで違った圧倒的な威圧感があります。特に、ラスト30mは過酷で、素人のチャレンジを寄せ付けないものを感じます。
因みに、私なりに感じた、走破タイムごとの評価を記しておけば、以下のとおりです。

9秒台・・・・・・・・・・・・・・・・・地球外生物
10秒台・・・・・・・・・・・・・・・・突然変異
(この辺までは、日本の普通の高校生では、無理でしょう)
11秒台・・・・・・・・・・・・・・・・死ぬほど早い
12秒台・・・・・・・・・・・・・・・・かなり早い
13秒台・・・・・・・・・・・・・・・・早い
14秒台・・・・・・・・・・・・・・・・やや早い
15秒台・・・・・・・・・・・・・・・・普通
16秒台・・・・・・・・・・・・・・・・やや遅い
17秒台・・・・・・・・・・・・・・・・遅い
18秒台・・・・・・・・・・・・・・・・かなり遅い
19秒台・・・・・・・・・・・・・・・・死ぬほど遅い
20秒台以下・・・・・・・・・・・・ダメな人

身体機能に異常がないにも関わらず、20秒以内で走れない男性というのは、早い遅い以前の問題として、
“生きる能力に乏しい”
と、いえるかもしれません。
たとえば、100m後方から、殺人鬼のマイケル・ジョンソン(失礼!200mの前世界記録保持者)が、刃物をぶんぶん振り回しながら、追いかけてくるとします。
そして、あなたの前方、100mには、安全地帯。
「さあ、逃げ切れるか」
と、いった状況で、あっさりと諦めて、殺られてしまうような人でしょう。
私のタイムは、17秒台でした。

昨年から再開したウエイトトレーニングは、順調に記録が伸び、筋肉の増量も見られるのですが、実生活の中で、その効果を実感することは、ほとんどありません。
ローテーションの合間に組んでいたビーチジョギングでも、スクワットや、デッドリフトの後遺症なのか、すぐに腰にきてしまい、歩くようなスピードでしか走れませんでした。
ところが、ここ2ヶ月、ショートスプリントを間に数本挟んでも、最後まで(ビーチ半分往復)、走りきれるようになりました。その理由は、はっきりしています。
“BCAA”
たんぱく質を構成する必須アミノ酸9種類の中でも、特に重要とされる、バリン、ロイシン、イソロイシン、この3種のアミノ酸を、バランスよく配合しているのがBCAAですが、何が凄いといっても、スクワットとレッグプレスを行った数時間後に、“無謀にも”、SEXを敢行して、まだ、余力が残っています。

「キング・オブ・トレーニング」と呼ばれるスクワットは、数あるトレーニング種目の中でも、最もハードで(マジで効きますね。終わった後、しばらくすると蕁麻疹が噴出してきますから・・・)、全身のエネルギーを、絞り尽してしまうほどの強度がありますが、ジムワークが終わり、帰宅して栄養補給すると、どういう理由か、SEXに対する欲望が、ムクムクと膨らんできます。
そして、見飽きたはずの女房の体(大失礼!)でも、ムラムラとした感情が、どんどん大きくなって、ついつい、“そういうこと”に、なってしまうのです。普段は、絶対に使わないパワーや、筋肉が刺激されて、死にかけている肉体が覚醒してしまうのかもしれません。
しかし、トレーニングだけでも、相当な疲労感がある上に、駄目押しのようなSEXで、止めを刺してしまいますから、体力的には、これは非常に辛い!
いや、そんな生易しいものではなく、命が削られていくような感覚すらあります。丸一日、ぐったりして、活力が回復しないだけでなく、3日くらい、ダメージを引き摺ることも、よくありました。

ところが、BCAAを飲用するだけで、これが普通に、こなせるようになるのです。まさに、
“悪魔のサプリメント”
と、いえるでしょう。
そして、BCAAは、快楽以上のものも、私に与えてくれました。
女性というのは、いくつになっても、男性からの熱い視線を感じていたいようで、女房のラントムも、結婚して16年、夫が今でも、自分の肉体に興味を示してくれることが、とても嬉しいのでしょう。なんだか、もの凄く、機嫌がいいように感じるのは、私の錯覚でしょうか。新婚当時以来ともいえる、奇跡的な優しさです。
もっと前からジムに通って、BCAAを飲んでいれば、みすみす女房を、キリスト教なんかに取られることはなかったのにと、今更ながら、悔いが残りました。
“ムラっ”、ときたら、下半身のロケットスタートで、一気に加速して、女房を置き去りにしたまま、“超高速”で、ゴールを突き抜けます(こういうSEXをする人は、女性には、決してモテませんね、はい)。
しかし、これが、夫婦円満の秘訣なのです。

スプリント・トレーニングは、9日から、10日に一度のローテーションで行いますが、BCAAを使うようになって、体の中心線に、芯のようなものが通ったように感じられ、走っていても、脚がスムーズに流れていくのが、自分でも、はっきりとわかります。

きよみを学校に送り届けた後、ビーチに出て、まずは、ストレッチングです。
続いて、ダグから、キャンターに移り、気合が乗ってきたところで、ギャロップに入ります。
5歩ダッシュ、10歩ダッシュ、15歩ダッシュ、20歩ダッシュ、30歩ダッシュと伸ばしていき、メインの、50歩ダッシュへ・・・、まだ、余裕があります。
「よーし・・・・。いっちょう、試してみるか・・・・」
目視で、100mのポイントを定めて、息を整え、私は、思いっきり、ダッシュしました。
30m、40m、50m・・・・・、
(おお、脚が動く!)
60m、70m・・・・、
(息も切れない!)
80m、90m・・・・、
「ゴおおおお・・・・・・・・・・・ル!」
やりました!完走です。
これなら、いけるかもしれません。

ババババーあああああん。
架空実況中継
“ビーチスプリント・イン・パトンビーチ2009”

第1コース おかまビーチバレー1号
第2コース おかまビーチバレー2号
(今や、パトンビーチの裏名物になりつつある、おかま・ビーチバレー。中に、二人、とても上手な人がいます。あまり、ジロジロ見ていると、“その筋の人間”と勘違いされ、声をかけられてしまいますから、どちらが1号で、どちらが2号なのか、いまいち、識別できません)
第3コース 組長
(彼も、パトンの有名人。「組長」の刺青が掘ってあります)
第4コース 船長
(観光客相手のポンポン船の船長。外国人に、気さくに声をかけてきます)
第5コース ビルダー
(数年前まで、彼の肉体は、本当に凄かった。恐らく、タイでも、トップクラスのボディー・ビルダーだったでしょう)
第6コース 腹筋オヤジ
(元スイマー?毎年ハイシーズンの終わりごろになると現れる、腹筋ボコボコのファラン。推定年齢50歳代。ビーチタオルの上に、一人で寝そべっていますが、ときどき、ムクっと起き上がって、かなり本格的に泳ぎだします)
第7コース 地引網
(こちらは、パトンの表名物?最近、大物が上がらず、不機嫌気味。雑魚は、タダでくれます。昔は、ラントムと一緒に、ビニール袋を持って、よくもらいに行きました)
第8コース ロケット西岡
(売れない芸人のような名前ですが、一応参加)

“パシーン”
スタートしました。
おっと、地引網、早くも戦意喪失。
続いて、組長も、脱落だ。
ビーチバレー1号出た!いや、これは、2号の方か?
ロケットも、後に続く。
ロケット来た!
ロケット並んだ!
ロケット抜いた!
ロケット、ゴおおおおおおおおおおおおおール!!!
9.59(-5秒してますが・・・)、ビーチレコードだー!!!!

ロンドン目指して(目指すのは自由)、私は、今日も走り続けます。
[PR]
by phuketbreakpoint | 2008-08-24 22:38